ABBYY Cloud OCR SDKサービスは、APIのアクセスを許可する前に認証を必要とします。クライアントプログラムがサービスで認証されるには、登録済みのアプリケーション IDとアプリケーションパスワードが必要です。 アプリケーションIDとアプリケーションパスワードは、アプリケーション作成時にメールで送信されたメッセージで確認することができます。 すぐに使い始めてアプリケーションを作成するにはこちらのリンクから登録してください。 

TサービスはAPIコールに対し、Basicアクセス認証を使います。クライアントプログラムは、サービスへ送信するHTTPリクエストごとに承認ヘッダーフィールドが含む必要があります: "Authorization: Basic <ApplicationID:ApplicationPassword>". 承認ヘッダーには認証スキーム(Basic)と適切なアプリケーションID、そしてコロンで区切りBase64でエンコードしたアプリケーションパスワードが含まれています。 サービスは、有効なアプリケーションIDとアプリケーションパスワードを含む正しい書式の承認ヘッダーで送信された場合のみ、そのリクエストを処理します。

注意: 反対に、結果をダウンロードするためにリクエストされるGETgetTaskStatus メソッドが返すURLを使用)には、一切承認ヘッダーを含めるべきではありません。 Cloud OCR SDK承認ヘッダーを使用すると、エラーを返します。

プログラミング言語や開発環境が変われば、正しい承認ヘッダーを追加するための手順も変わります。ご自身が使うプログラミング言語に合わせて、当社のコードサンプルを活用してください。不安な点があれば、FiddlerなどのHTTPデバッガ―で自分のプログラムがサービスへ送信するHTTPリクエストが正しい書式の承認ヘッダーを含んでいるかを確認してください。

通信セキュリティはSecure Sockets Layer(SSL)で確保できます。 クライアントは、サーバーからの安全な接続をリクエストし、サーバーから返された信頼できる認証局(CA)を確認して、証明書が有効であれば、安全が確保された接続を開始することができます。 SSLの使用はオプションです。

C#サンプル

// 位置情報URLを使ってウェブリクエストを作成し
/// それを正しいアプリケーションIDとアプリケーションパスワードで設定する

String url = "http://<PROCESSING_LOCATION_ID>.ocrsdk.com/processImage?Language=English,Russian";
WebRequest request = WebRequest.Create( url );

Encoding encoding = Encoding.GetEncoding("iso-8859-1");
string toEncode = ApplicationID + ":" + ApplicationPassword;
string baseEncoded = Convert.ToBase64String(encoding.GetBytes(toEncode));

request.Headers.Add( "Authorization", "Basic " + baseEncoded );
//The request now has authentication header set up correctly